そういう先入観があるからでしょうか。やはりこの時期は忙しいような気がします。
以前たわむれに数えてみたところでは,私の職場では,他の月に比べて特に4月に外来患者数や入退院数が多いというわけではありませんでしたが。
一人一人の患者さんの診察にかかる時間が長くなってるんでしょうかね。
季節の変わり目というよりは,年度替りの季節ということで,3~4月は環境の変化が大きい時期です。
患者さんも進学や進級,就職や昇進,転属などがありますし,医療者側も転勤やら異動やらがあります。
患者さんの調子が崩れても不思議ではありませんし,それがなじみの薄い医療者側にうまく伝わらずに問題がこじれるという要素もあるかもしれません。
疾患の基盤は生物学的なものであると考えられるようになり,治療の多くの場面で薬物が重要な役割を果たしている一方で,やはり精神科の病気は人間関係で発症・悪化し,人間関係で治るという側面が色濃くあるように思われます。
ここからゴールデン・ウィーク明けの5月までが,少なくとも主観的にはもっとも忙しい季節の一つです。
まあ,頑張りますよ。