« 強迫性障害と行動療法(曝露反応妨害法) (3) | メイン | 強迫性障害と行動療法(曝露反応妨害法) (5) »

強迫性障害と行動療法(曝露反応妨害法) (4)

先行刺激によって強迫観念が生じ,強迫観念によって不安が惹起され,その不安を軽減するために強迫行為を行う――これが,現象学的に見た場合の強迫性障害(OCD)の症状の成り立ちです。

話がそれますが,強迫観念に伴う不安にベンゾジアゼピン系の抗不安薬を処方する精神科医や心療内科医が少なくありません。
しかしこれは百害あって一利無しで,OCDの不安にはベンゾジアゼピンは(パニック発作を伴っているようなケースを除いては)効果はありませんのでご注意を。

さて,薬物療法は置いておくとして,強迫観念によって不安が惹起された場合,強迫行為を行わないと患者さんはどうなってしまうのでしょうか。

もっと不安になります。

では永久に不安状態が続くのかというと,実はそうではありません。
強迫行為を行わずにいると,不安は一時的に高まるのですが,一定時間を越えると自然に軽減します。

この現象を体系付け,治療に利用するのが曝露反応妨害法です。

メンタルヘルスブログランキング


強迫性障害と行動療法(曝露反応妨害法) (5)

>>>「メンタルクリニック.net」トップページへ





コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

About

2007年06月07日 12:32に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「強迫性障害と行動療法(曝露反応妨害法) (3)」です。

次の投稿は「強迫性障害と行動療法(曝露反応妨害法) (5)」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。