「いつか晴れるよね」というブログを執筆されているkazukazu3611から拙記事にコメントをいただきました。
kazukazu3611さんの文章力もあって,統合失調症の患者さんやそのご家族の苦悩がリアリティをもって綴られています。
正直なところを申し上げれば,kazukazu3611さんのご子息は医療者にとって対応が難しいタイプの患者さんのように思われ,総論としてはアドバイスじみたことはなかなか思い浮かびません。
しかし各論では,
①最初に警察の介入を依頼したときに,警官は「警察官による24条通報(職務上において自傷他害の危険性ありと見なした事例を対象とする通報。その対象には,触法行為を伴わない者も含まれる)」を行うべきでした(ただしその場合は入院形態が措置入院になってしまっていたでしょうが)。
ところがこの制度を知らなかったり,知っていても関わり合いになりたがらない警官が多く,この制度はなかば形骸化しています。
②主治医氏の薬の使い方にもう少し工夫の余地はあるような気がします(ただし現在の処方内容については記載が無いので,現状についてはコメントしようがありませんが)。
③薬の作用が発現するまでの時間や作用の持続時間についていくらか誤解をされているようです。
④統合失調症と喫煙の関係。
いずれも本が1冊書けるほどのテーマですが,次回以降,微力ながら④の喫煙について取り上げてみようと思います。
統合失調症の患者さんと喫煙 (2)
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