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いま進めている「睡眠薬と安定剤の正しい止め方」が終わるまでは寄り道しないつもりでいたのですが,鹿太郎さんからいただいたコメントが印象的で,色々と調べてみたところ,私としても意外な発見があったので記事にしてみることにしました。
患者さんが何らかの理由で転院する場合,前医が,次に受診する医療機関宛に紹介状(診療情報提供書)を作成することが少なくありません。
特定機能病院を受診する際,初診患者が紹介状を持っていないと特定療養費を請求されることがありますし,よりプラクティカルな視点から考えても,新主治医にしてみれば,紹介されてきた患者さんの病歴や薬歴がわかっていた方が治療はしやすいでしょう。
私個人としては,紹介状を作成することも受け取ることもありますが,基本的には患者さんが次の医療機関を受診する前に紹介状を開封して(鹿太郎さんの紹介状は封もされていなかったようですが)中身を読んでしまってもかまわないと思っていました……というか,今でも思っています。
もちろんこれはケース・バイ・ケースで,精神科に限らず,病名告知のような倫理的に複雑な問題が絡んでいるような場合には,診療情報提供書の内容を患者さんご自身に開示すべきではないと判断することもあります。
しかしそういった場合は,紹介状をご家族に託すか,紹介先に郵送すればよいだけのことです。
医療者側が,文書作成料を頂いたうえ,患者さんに,その患者さんご自身の病歴を記載した文書を運んでいただくという非常に図々しいやり方をとっているかぎり,それを患者さんに読むなというのはむしろ酷なような気もします。
読まれて困るようなことを書かないか,読んで患者さんが不愉快に感じたとしても(それが医学的な事実であって,かつ新主治医にとって有用な情報なので)敢えて記載するのだと割り切って,私は紹介状を書いています。
ところがざっと調べてみたかぎり,これはそれほど単純な問題ではないようです。
>>>患者さんが自分の紹介状(診療情報提供書)を読んでよいか? (2)
コメント (1)
SFDです。
精神科医・猫山司先生、
トックバック有難うございます。
質問」ですが、リタニンにての
先生のお考えを教えて下さい。
投稿者: SFD | 2007年12月29日 08:12
日時: 2007年12月29日 08:12